本文へスキップ

済生会新潟病院労働組合のホームページ

労働組合とは


労働組合って何?

労働組合(labour union)とは、労働者の連帯組織のことです。

雇用主と交渉渉し賃金の値上げ・雇用人数の増加・労働環境の向上などの目標達成を目的とする集団です。  労働者の権利について、憲法では以下のように明記されています。




憲法第28条】
「勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利はこれを保証する」と規定し、いわゆる労働三権を明確にうたっています。








労働三権:団結権、団体交渉権、争議権
この憲法の規定に基づいて制定されたのが、労働組合法・労働関係調整法です。


【憲法第27条】

「賃金、就業時間、休息その他の労働条件に関する基準は法律でこれを定める」
とあり、この規定を受けて制定されたのが、労働基準法です。





これらは相互に補充し合っています。



労働組合の役割って?

職場での労働条件を改善する(一人では難しいが・・・)

 例えば、賃金(給与)やその仕組み、手当て、労働時間や休日・休暇、職場の環境…
他にも、職場が慣れるにつれて、疑問に思うこと、改善して欲しいことが出てくると思います。

労働組合とは、その名の通り働く人の集まり。一人ではできないこともでも、皆が力を合わせれば実現できることが沢山あります。
働く仲間自身が働く人の立場で考え、行動しようとしてできたのが労働組合です





労働組合がなかったら(あなたが一人で病院と交渉するとしたら…)
もし労働組合がなかったら?賃金でも労働時間でも、その他の労働条件にしてもあなたが一人で病院と契約するか、病院が一方的に決めたことに従うしかありません。
また万一、病院が倒産した場合、あなたの立場は非常に弱いものになります。組合がないと、突然解雇されたり、低い賃金を我慢しなければならないことがあるかも。そんな時、労働組合は仲間の声を代表して病院と話し合い
(団体交渉、労使協議)問題を解決します。
労働組合がなかったら、他の病院の実態がどうであるか、病院からの情報しかなくなります。




労働組合は憲法によって保障されている組織
労働組合は病院の一部ではなく、一個の独立した対等の組織。
働く仲間が集まって労働組合をつくり、病院と交渉することは、憲法
(28)でも保障されている基本的権利なのです。